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プリマブログ

Vol.4 断熱材の正体

投稿者 中谷 光伸 | プリマブログ  タグ:.

一般的に断熱材と言えば、グラスウールが頭に思い浮かびます。

グラスウールの原料はガラスです。
では、ガラスが断熱材なのでしょうか?
断熱材とは熱伝導率の低い物質のことです。
ガラスの熱伝導率は1-1.5(単位W/m・K)です。
この数値は水の熱伝導率0.05611の20倍以上の値です。
ガラスは非常に熱を伝えやすい物質なのです。

グラスウールが断熱材として有効なのは
その中に多くの空気を含んでいるからなのです。
空気の熱伝導率は0.0024(単位W/m・K)です。
この数値は水の熱伝導率の20分の1以下の値です。
空気は水より20倍以上熱を伝えにくい物質です。
断熱材の正体は実は空気なのです。

但し、定常状態でのという条件がつきます。
グラスウールの中で空気が浮遊すればグラスウールは
断熱材としての効果を発揮しません。
言い換えれば、断熱材とは動かない、又は動きにくい空気のことなのです。
グラスウールの断熱性能は厚みと密度で決まります。
厚みが厚いほど中に含む空気の量が増え、密度が高いほど
中の空気がガラス繊維との抵抗により動きにくくなります。
また、高性能グラスウールはガラス繊維を細くすることにより、
同じ密度でよりその中の空気を動きにくくしています。

服も家も断熱の原理は同じ

服も家も断熱の原理は同じ

ロックウール、ウレタン、スチレン、フェノール、セルロース、
多種多様の断熱材がありますが、断熱の基本的な原理はみな同じです。
その中に如何に多くの空気(代替フロン等のガスの場合もあります)を含むか、
その中の空気を如何に浮遊させないかで断熱材の性能は決定されるのです。 絶
対0度(-273℃) の宇宙に浮かぶ地球の上で我々が生きていけるのは
大気という断熱材に守られているからです。

北風の吹く冬の日にセーターだけでは防寒になりません。
その上にコートやウインドブレーカーを着ることにより、
震えることなく外出できます。
空気をいっぱい含んだふわふわのセーターと風を通さない上着により、体温を断熱できるのです。

服も家も断熱の原理は同じなのです。

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